よもやま話 コミュニケーション

電話が早くて確実な理由

投稿日:2018年11月3日 更新日:

今回は、「企業や病院、役所などに問い合わせる必要がある場合、現状では、たとえFAX番号や電子メールアドレスが分かっていても電話をかけるほうが早くて確実」ということを私の経験からお話ししたいと思います。

管理人の日常」で少し触れた通り、仕事の関係上、私は昼夜逆転の生活を送っています。「昼夜逆転の生活をする上で困るのが、病院に通ったり役所に行く用事があるときだ」とも上で述べました。今回のエントリーはその続編で、「日中に病院や役所、企業などに問い合わせなどをする必要があるときはどうするべきか?」を考察します。

前掲「管理人の日常」では、「病院や役所に行く用事がある場合は自分が折れざるを得ない」と述べました。しかし、問い合わせぐらいは24時間受け付けて欲しいと思います。たとえ昼夜逆転の生活であれ、そこには規則正しい生活リズムがあります。前記エントリーで触れた通り、それを可能な限り崩したくないのです。

そこで、病院や役所、企業に何かしらの問い合わせをしたいときはググって相手方のホームページを探し出し、そこに書かれているFAX番号やEメールアドレス宛に問い合わせをすることにしています。これなら自分の生活リズムを崩さずに深夜早朝に送信できますし、返事を待つために日中に無理して起きている必要もありません。

しかし、相手方が問い合わせに速やかに対応してくれることは稀です。これには五つの原因があります。

  1. すぐに対応せざるを得ない電話とは異なり、いつでも対処できるからこそ対応が遅れる。
  2. 一見して処理済み/未処理の区別がつかない。
  3. 複合機(コピー・FAX一体型のプリンター。スキャン機能を備えているものもある)を使っているため、印刷した書類やコピーの反故に、受信したFAXが埋もれてしまう。
  4. FAXや電子メールに対応する専任の担当者がいない。
  5. FAXや電子メールの受信量が多いと、相手方の処理能力を超えてしまう。

たいていの組織では、一般のスタッフが日常業務(書類作成、会議、電話の応対など)の合間をぬってFAXや電子メールに対応しています。したがって、日常業務が忙しければ忙しいほど、問い合わせの電子メールやFAXをさばく時間がなくなってしまいます。

いずれにせよ、十分な受け入れ態勢が整っていないにもかかわらず、安易にFAX番号なり電子メールアドレスを公開しているところが多いと感じます。結局のところ、問い合わせは電話でするのが一番なのです。

以上より、現状では用件が何であれ、それが急ぎであればあるほど電話をかけるほうが早くて確実、というのが結論です。

【余談】
こう考えると、問い合わせのFAXやEメールを適切に処理するためには、以下の二つのどちらか、あるいは両方が求められるでしょう。

  • 問い合わせに対処する専用の端末(パソコンやプリンター、FAX機)を用意し、定期的にFAXとEメールの確認を行なう。
  • 問い合わせを専門に担当する職員/部署を置く。

ただ、上記二点を外部の人間が求めるのは、当該組織に対する挑戦でしょう。連絡不徹底や案件未処理と言った事故が多発し、それに対して組織内の人たちが問題意識を持つことを待たねばなりません。


HomeBackTop

-よもやま話, コミュニケーション
-, , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

ゴキブリ退治・駆除にまつわる、いち考察

ゴキブリ退治には三つの方法があると言って良いと思います。まずは「ゴキブリホイホイ」系。第二に「コンバット」系で、三番目は殺虫スプレー系。この三つを試してみましたが、コンバット系+瞬間凍結タイプのスプレ …

年賀状の経済学─手間暇を数値化する─

目次1 はじめに2 常識的と思われる、年賀状への対応3 返事がこないのは評価されていないから4 年賀状にはどれだけのコストがかかるのか5 曖昧な「手間暇」を数値化する6 年賀状への対応により、人付き合 …

自分は評価されているか? 悪夢のツール、LINE

コミュニケーション=ツールとしてLINEを使っている人は多いと思います。電話番号やメールアドレスは教えずともLINEのIDを交換することがあるでしょう。そこで、本稿ではLINEの功罪について述べること …

no image

ヤバい、食後に猛烈に眠くなる。糖尿?

ここ二ヶ月ほどで食生活が大幅に変化し、最低でも三日に一度はコーラを500ml飲んで、チョコレートを喰うようになってしまいました。ハーゲンダッツの大型カップ(473ml)を買ってきて、一日でペロリという …

no image

書くべきこと・書きたいことが沢山あって大変

ここ一週間、起きている時間の半分は物書きをしています。主な題材は自分のWebサイトに載せるネタです。それらを3〜4本同時並行で進めていて、物書きに疲れ、煮詰まってくると自分で何をやっているのかワケが分 …