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Twitterの効能─言いたいことを手短かに─

投稿日:2017年3月15日 更新日:

このblogを書く上で役立っているのはTwitterです。ご存知の通り、Twitterでは140字以内でツイートする必要があります。「ちょっと短いな」と思いますか? 私は、一つのトピックに絞って書くなら140字で十分だと思っています。以下ではTwitterを例に引きながら、限られた文字数で自分のイイタイコトを述べるテクニックを紹介しましょう。

まずは何も考えずにツイートフィールドに文章を書きます。文字数をカウントできるならTwitterクライアント上で書いてもOKです。この段階では200文字になろうが300字になろうが構いません。とにかく、まずは文字に起こすことが必要。書き出すことで頭が整理されるからです。

続いて推敲ですが、当該下書きの核となる、一番言いたいトピックを見つけ出します。整理された頭なら分かるはずです。この過程で大ナタを振るい、それに関係ない記述をバッサリと削除します。

トピックに沿った下書きができたらツイートの文字数を確認。150字程度になったら140字以内に収めることができます。

一昔前、代々木ゼミナールの田村秀行先生は「文意を変えずに文章を一割削ることはできる。制限字数の110%前後になってしまった場合は余計な記述が多いので、それを削れば良い」とおっしゃっていました。先生によれば、たとえば100字制限のところが110字になってしまい、そこから10字削るには、下記テクニックを駆使すれば良いとのことでした。

  1. ひらがなを漢字に改める(例:「言いたいこと」→「言いたい事」)。
  2. 漢字とひらがなによる表現を漢字のみにする(例:「文章を作成する方法」→「文章作成法」)
  3. 読点(「、」)や三点リーダー(「…」)を削る。
  4. 形容詞・副詞を削る。
  5. 体言止めを使う。

Twitterでも要領は同じです。上で述べたフローを経て140字以内に抑え込んだツイートは、贅肉を削ぎ落とした、一分の隙もない締まった文章になります。

この、140字以内にツイートを収める技術は普段書く文章にも応用できます。つまり、制限文字数内に抑えつつもイイタイコトは漏らさず書く、良い訓練となるのです(一部の例外を除き、このWebサイトの記事はA4用紙一枚に収まる1,500字以内で書いています)。上で挙げた5つのポイントも押さえつつ、無駄がなく密度が濃い文章を書くようにしましょう。


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